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なんちゃって模擬試験

  • 2008/05/25(日) 22:42:10

昨日、日商簿記3級試験の受験票が届いた。

いつの間にか試験日まであと2週間ということになってしまったワケで
さすがに今までのようにのんべんダラリとしたペースではヨロシクない。

というわけで、いっぱつ気合いを入れるべく
以前申し込んでいた大原の公開模試を受ける運びとなった。

「公開模試」とはいいながら、会場ではなくて自宅受験。

申込のときにあまりよく確認していなかったので
実は自宅受験なのだということは、テスト一式が送付されてくるまで気づかなかった。
模試の受験票が届くものとばかり思っていたから
案に相違してテスト一式が送られてきたのを見た時は

(・з・)アルェー?

となってしまったけど時既に遅し。

しょうがないので、せめて時間だけは実際の試験のスケジュールに
合わせようということで、試験開始時刻の午前9時に
私の「なんちゃって」模擬試験はスタートした。

といっても私の部屋には勉強机なんて気の利いたものはなくて
普段リビングで使ってるテーブルでやらざるを得ないわけだけど
このテーブルがまた、参考書やらレンタルしてきたDVDやら
飲みかけのコーヒーなどが雑然と置いてあるというシロモノで、
下手したら採点すらしてもらえないかもしれないと不安になるくらい
緊張感のない環境下での受験となってしまった。

そんな状況下で、もくもくと試験に取り組むこと2時間―

あまり時間配分とか考えずにやってしまったもんだから
おしまいの方は時間が足りなくなってしまい
ぽつぽつと解答してない箇所を残しつつ無情にも時間切れ。

この模試は原則、自己採点方式みたいなんだけど
答案用紙を返送すれば添削とかもやってくれるんだそうだ。

なので、答案をコピーして、オリジナルの方は
後でコッソリ修正とかができないように返信用封筒に入れて
しっかり封をしておく。

さて、自己採点。

第1問の仕訳の問題は、期中に売却した固定資産の
減価償却に関する仕訳でしくじってた。
固定資産を期中で取得したり、あるいは期中で売却した場合は
期首から売却した日までの減価償却費を月割りで計上しないといけないんだっけ。

この辺、初級シスアドを受験した際にもちょっとかじってたハズなんだけど
やっぱり度忘れしていた模様。

第2問は勘定を記入する問題。
これについては、問題じたいもさほど難しくなかったし
解き方のプロセスも特におかしな点とかなかったようだし、大丈夫みたい。

第3問。 合計残高試算表と売掛金明細表・買掛金明細表を作成する問題。

売掛金明細表と買掛金明細表については、仕訳さえちゃんとやってれば
たぶん大丈夫・・・といいながら
1箇所しょーもない転記ミスをやらかしてしまっていた。
幸い、採点箇所ではないところだったので失点にはつながらなかったけど、
この試験って、1問あたりの配点が意外に高かったりするので
この手のケアレスミスってけっこう命取りになりかねない予感。
・・・気をつけないと。

で、肝心の合計残高試算表のほうだけど。

なんかね、これもね。
しょーもない転記ミスだとか、計上するの漏れてたりとかポロポロあって
これも幸いほとんどが採点とは関係ないところだったから
ボロボロなわりにはそんなに大きな失点には至らなかったとはいえ
明細記入時点でこんだけボロボロしょーもないミスがあるくらいだから
合計残高なんて合うわけがない。

合計残高のミスマッチに関しては後で考えよう、と
うっちゃらかしにしたまま結局時間が足りなくてそのままにしてたんだけど
それにしても、このケアレスミスの嵐はなんなんだろう?
居眠りでもしてたんだろうか私?

これって結局、集中力の問題ってことになってくるのかな。

さて、第4問は伝票の勘定科目を推定する問題。
これはパズルみたいで結構楽しかったけど、
はじめに仕訳するというステップをはしょってしまったためか
一問ミスってしまった。
横着するのはやっぱりよくないね。

ラスト、第5問は精算表を作成する問題。
精算表を作成するに先立ち、期末修正用の仕訳をする必要があるんだけど
この期末修正用の仕訳が実に奥深いというか手ごわいというか
考えさせられる性質のもので、問題文を読んだだけであまり深く考えずに
仕訳していたらことごとく間違えてしまっていたOrz

この場合は単なるケアレスミスではなくて、どちらかというと
私の修行不足によるところが大きいので、悔しさはあったけど
点数稼げるところを取りこぼしたときの、あのやるせない悔しさとは違って
なんか、すがすがしい敗北感というか、んー、うまく表現できない。

結局、第5問に関しては、記入した答えはことごとくペケポン!という、
見事なまでに「してやられた」カタチになってしまった。
今まで基礎的な問題演習ばっかりやってきたけど、これからは本番を想定して
もっと実戦的な問題にも取り組んでいかないとダメなわけね。

で、今回の模試の結果は100点満点中 61点―

どうみても不合格です。 本当にありがとうございました。

―じゃなくて。

いちおこの試験、70点以上が合格ラインとされているようだから
残り2週間でなんとかあと9点上乗せできるように頑張るしかあるまい。
幸い、自分の弱点というか、どういうことに注意すればいいのかというのが
なんとなく見えてきた感はあるし。

自宅受験でいまいち緊張感に欠けるなかでの試験だったけど
なかなか得るものはあったのではないかという気がする。


でも、やっぱり会場で受験したかったなァ・・・(-∀-;)

萌えを語るようにプロトコルを語ろう

  • 2008/05/21(水) 23:42:29

プロトコル【protocol】

ネットワークを介してコンピュータ同士が通信を行なう上で、
相互に決められた約束事の集合。
通信手順、通信規約などと呼ばれることもある。

引用:IT用語辞典e-Words 



―と、かように無機的な説明文がつけられていることがらの
いったいどこに萌えられるというのかは疑問であるけれど。

ネットワーク技術を学ぶ上で、プロトコルを理解することは避けて通れない。
とはいうもののこのプロトコル、やたらめったら種類がある上に
似たような略号で表記されてたりするから、暗記するのも結構大変だったりする。

Webサイトのデータをやりとりする仕組みを定めたHTTPとか
メール送信用のSMTPとかメール受信用のPOP3あたりなら
わりあい身近なだけにさほど覚えるのに苦労はないと思うけど
TCP/IPとかのようにOSに組み込まれて
裏方的なお仕事をしているプロトコルなんかだったりすると
参考書とかの説明文を読んだだけでは
なんとなくわかったようなわかんないような
モヤモヤした気持ちになってしまうかもしれない。

これを解決するための答えのひとつが 
「萌え」 なのではないかと思うワケよ私は。

何を言ってるのかワケワカランと思われるかもしれないけど
別に気がふれたとかそういうのではないので、ご心配なく。

日経NETWORKのネットワーク初心者向けの記事に
「図解で学ぶネットワークの基礎」というものがある。
2006年4月号から2008年3月号にかけて同誌に連載されていたもので
記事そのものは今となってはバックナンバーでしか読めなくなってしまっているけれど
ネットワークの仕組みについて豊富な図解でわかりやすく解説してくれていて
お気に入りの記事だった。

この図解の中では、先にちょっと触れたもろもろのプロトコルなんかが
可愛いキャラクターとして描かれている。
そして、この可愛いキャラクターたちは
たとえばHTTPだったらWebサーバとWebブラウザ間でデータをやりとりするために、
あるいはSMTPだったらメールソフトからメールサーバにメールを送信するために
自分たちに与えられた役割をかいがいしくこなすのだ。

可愛いキャラクターたちが一生懸命はたらく姿に
私の「萌え〜」は溢れっぱなし。

ものを記憶するにはイメージと結びつけるのが効果的、とはよくいうけれど
それに加えて「萌え」が結びつけば、ちょっとやそっとじゃ忘れたりすることも
ないんじゃないだろうか。

別にネットワークを学ぶ必要がない場合でも
普段のWebアクセスやメールの送受信の裏で
可愛いモノがせっせとはたらいている姿を想像してみると
ちょっと楽しい気分になって良いのではないかなと。

将来的には、「プロトコル萌え」なんていう
新しい萌えジャンルが生まれたりなんかして(←ねーよ)





700系が自習室

  • 2008/05/11(日) 12:39:45

さて、昨日は「日帰り東京遠征」を敢行してきたわけだが。
(「日帰り東京遠征」の詳細はこちらでドゾー)

午前6時17分に新神戸を発ち、その日の20時58分に戻ってきたわけだから
遠征のための行動時間は14時間41分ということになるんだけど
そのうち、移動に占める時間が往復合わせて5時間40分弱。

・・・あり? 9時間も現地で何やってたんだ私。
もっとも、不忍池界隈と東京駅で迷子になってた時間も含まれてるけど。

と、使途不明な現地での行動内容についてはこの際おいといて。

せっかく5時間40分もまとまった時間が確保できるんだから
この時間をお勉強に利用しない手はない。

というわけで、昨日は700系のぞみを「一日自習室」として利用する格好となった。

いつもだったら帰りの新幹線にはお値段が安くなる
「ひかり」か「こだま」を利用するところだけど、
前々から新型新幹線のN700系に乗ってみたかったので
今回は帰りの新幹線も「のぞみ」をチョイス。

往路は残念ながらN700系ではなくて普通の700系となってしまったけど
時間の関係とか乗換の利便性とかを考えると、ま、いたしかたないというコトで。

お勉強したいものはいろいろあるけど、今回は試験が来月に迫っている
日商簿記3級にすることにした。

もっていったのはコレ。

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あんど、コレ。
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新幹線の何が嬉しいって、座席が確保されている上に
その座席それぞれにテーブルが付いていること。
日商簿記3級の勉強法って、もくもくとテキストの読み込みをするよりは
実際に過去問題にあたって、仕訳にしても自分で実際に手を動かして
やってみるというのが、一番力がつくやり方ということらしいんだけど
こういう場合だと、テーブルがあるというのはとってもありがたい。

普通車だったから多少手狭ではあったけど
問題を解く→即答え合わせ→間違えたところはテキストに戻って確認
という、いつもどおりのサイクルでやるのにも、なんも不便なことなかったしね。
これが通勤電車とかだったりすると、かりに席に座れたとしても
テキストと問題集の両方広げて―なんてことは、ちょっと難しいだろうと思う。

と、学習環境としてはナカナカ申し分ない700系のぞみではあったけれど
ときどき「揺れる」のはいかんともしがたい。

帰りのN700系はさほどでもなかったけど、行きの700系の車内では
揺れのために字が書きにくかったりすることが時々あった。
おまけに、そんな状態で長い時間下を向いて字を書いてるうちに
じわじわと気分悪くなってきたりもして。

あまり根をつめすぎないようにというのは、普段から気をつける必要があるけど
こと新幹線の車内においては、いつも以上に根つめすぎないように
注意を払う必要があるかもしれない。

さて、肝心の勉強のほうの進捗はというと。
途中でなんどか窓外の景色に気を取られて集中を欠いていたせいもあってか
そんなに大きくはかどった、というほどのものはなかったけど
GW中怠けてたせいによるところの遅れは、なんとか取り戻せたという感じ。

揺れさえ気にならなければ、あと、隣の席の人に対する気配りさえ忘れなければ
新幹線の車内というのは、自習室としてはなかなかポイント高いと
いえないこともないかもしれない。

欠点はやっぱり、
金かかりすぎ!
ってことなんだろうなァ。

私の場合、出張の機会なんて今ではほとんど皆無に等しくなってしまったから
新幹線なんてプライベートで遊びに行く時くらいしか利用することがない。
さすがに、自習環境確保のためだけに新幹線のチケットをとるほど
太っ腹にはなれないわけで。

出張の機会が多い人が、なんだかうらやましくなってしまう今日この頃。


「ウルビーノのヴィーナス」に謁見

  • 2008/05/10(土) 23:26:36

国立西洋美術館で開催中の、ウルビーノのヴィーナス展に行ってきた。
展覧会サイトはこちら

「ウルビーノのヴィーナス」とは、ルネサンス期の画家ティツィアーノの傑作にして
イタリア・ウフィツィ美術館が世界に誇る名画。
本来ならイタリアはフィレンツェまではるばる出向かなければ
拝むことができないシロモノである。

本物を観る機会なんて、おそらく一生ないだろーなぁと思っていたが
はからずも今回、絵のほうから日本に来てくれたワケだ。
それでも神戸から東京まではるばる出向く必要があるんだけど
フィレンツェまで出向くことに比べたら屁でもない。
だいたい、この機会を逃したら「ウルビーノのヴィーナス」の本物なんて
ホントに一生観られないだろう。

というわけで、「ウルビーノのヴィーナス」に謁見するために
日帰り東京遠征してくる運びとなった次第。

ほんとはもっと早く見に行きたかったんだけど、
4月は情報処理技術者試験対応で時間がとれなかったのと、
GWに新幹線で神戸から東京まで移動するなんて死んでもヤダってのとで、
結局今日まで延び延びになってしまっていた。

とはいえ、GW中ほどではないにしても
土曜日だったらさぞかし混むことだろう。
開館間もない時間を狙わないと、ゆっくり見て回れないかもしれない。

というわけで、午前6時17分新神戸発の「のぞみ」に乗って一路東京へ。
これに乗るために今朝は4時起きしたくらいだから気合の入り方が違う。
普段は朝の4時に目が覚めたってそのまま二度寝してしまうくせに
こういう時だけはシャキーンと起きたりするんだから、我ながら現金な奴だこと。

で。

頑張って早起きしたおかげで、当初の目論見どおり
開館まもない時間に到着できたのはいいんだけど、
会場はすでにけっこう混雑していて、多少はすいてるかなぁとの期待は
もろくもハズレた格好だ。
でも、コレより遅い時間だったらもっと混雑していただろうと思うと、
がんばって4時起きしたのも別段無駄じゃなかったかも。

混雑していたとはいいながら、人でぎゅうぎゅう詰めになってて前にも後ろにも進めない
なんてことはなく、わりあい快適に見て回ることができた。

さすがにヴィーナス展と銘打ってるだけあって、どこを切ってもヴィーナスづくし。
イタリア各地の美術館や博物館から選りすぐりの美の女神たちが
一同に会した格好で、それはそれは華やかだった。 
いずれ劣らぬ美女たちがハダカで勢ぞろいしている光景は
殿方諸氏にとってはまさに
パーラダーイス!
なんではなかろうか。

ま、中にはちょっとマッチョなヴィーナス様もおわしましたが。

さて。 おめあての「ウルビーノのヴィーナス」には
意外と早くお目にかかることができた。

やはり作品の前には人だかりができていて、
どの人もひたすら絵に見入っているようだ。
明らかにその一角だけ空気が違う気がした。

前の人がどいてくれるまでは絵の前に立つことができなかったけど
それでも人々の頭越しにヴィーナスの姿が見えるたびに

「あぁ、本物だよぅ・・・」

と、感動しっぱなしだった。

前の人が去っていよいよ作品と真正面に向かい合ったときは
久しぶりに魂が抜けた。

―なんと綺麗な絵なんだろう。

テレビ番組や写真とかで見た時も「綺麗な絵だな」と思ったけど
実物ははるかにそれを凌駕していた。

特に綺麗だと思ったのが、人物の肌の表現。
ライトの効果もあったのかもしれないけど、
それ自体が光を放っているかのようにも思える
お肌の輝きは、まったくもって神々しいばかり。

もういっこ印象的なのは、こちらにまっすぐ向けられるその視線。
どの立ち位置から眺めてみても、必ず目が合ってしまう(ような気がする)。
ハダカの女性が横たわってこちらをジッと見つめているなんて
なかなか挑発的だったりするんだけど。

ただ、この絵の持つ神々しい雰囲気のためか
あまり「エロっぽい」という印象は持たなかった。
この作品に大いに影響されたといわれるマネの「オランピア」が
そこはかとなくエロっぽい雰囲気を漂わせているのとは対照的。

ま、この手の作品に「エロ」は別に期待してはいないので
エロっぽい雰囲気なんかなくったって全然OKなのですが。

「ウルビーノのヴィーナス」以外のヴィーナス絵画たちも、どれも素晴らしくて大満足。
何はともあれ、美しい絵画を観て久しぶりに目の保養になった。
はるばる東京まで観に来てよかったよ。
往復の新幹線代は、じゅうぶん元を取れた感じ。

と、およそ1時間半あまりの至福の時間を過ごして会場を後にしたところが
エントランス付近は
「なんじゃこりゃ!」(゚Д゚;)
と叫びそうになったくらいの黒山の人だかり。
着いたときもすでに人は多かったけど、そんなもの比較にもならないくらいの混み具合。

4時起きしてよかった・・・
あの時間の新幹線に乗ってきてよかった・・・
でなければ、着いた瞬間に中に入る気力がもげて
その場で「まわれ右」なんてことになってたかもしれない。

朝4時起きの効果の偉大さを、意外なところから思い知ることになった一日。

忘れてしまいたいことが・・・【雑記】

  • 2008/05/06(火) 20:39:00

ふと、昔を思い出すことがある。

それらは楽しかった思い出だったり、
懐かしい人の記憶だったりすることもあるけれど、
時にそれは「二度と思い出すまい」と、
記憶の彼方に封印してしまったような記憶だったりする。

そうした記憶は、普段は意識の奥底に封じ込められていて
めったに意識にのぼることはないのだけど、
時になんの脈絡もなくゆらゆらと浮かび上がってきては、私を苛む。


―これも、そんな記憶のひとつだ。


話は数年前にさかのぼる。


いつもより遅い帰宅の途上だった。
当時は今ほど遅くまで残業をするということもはなかったので、
おそらくどこかで呑んだ帰りだったのだろう。

駅に着き、ホームへと続く階段を少し急ぎ足でのぼる。
時間が遅いせいか、数段前を歩いている
サラリーマン風の二人連れ以外は、他に人影もない。

その日の私は、くるぶし近くまで裾のある
かなり丈の長いスカートを着用していた。
普段スカートなんてほとんどはかない私だが、
このときばかりはどういう風の吹き回しだったのか。

呑み会だからといって特別なおめかしをするような
しおらしいタマではないので、おそらく、
他のアイテムがすべて洗濯中だったかなにかで、
コレしか着ていけるものがなかったといったところだろう。

その丈の長さのため、階段とか登り坂のあるところなどは
すこぶる歩きにくかった。
気をつけないと、うっかり裾を踏みつけてしまいそうになる。
というか、実際何度かうっかり裾を踏みつけて躓きそうになっていた。

どちらかというと、私は人より少し歩くのが速いところがあるのだが、
加えてそのときは、時間が遅かったということもあったせいか
心持ち早足で歩いていたため、
ほどなく前を歩くサラリーマン二人連れに追いついてしまった。

その勢いのまま彼らの前に出ようとさらに加速したとたん、
スカートの裾を踏みつけ、思い切り前方によろめいてしまった。

そして、その拍子に。

前を歩いていたサラリーマン二人連れのうち、
一方の人のおシリめがけて、
頭からまともに突っ込んでいってしまったのだ。

ことわっておくが、この男性のおシリが
思わず頭から突進してしまいたくなるほどに魅力的だった、
というワケではない(←言い切るな失礼なヤツめ)

百歩譲って、思わず突撃したくなるほど魅力的なおシリだったとしても、
見ず知らずの男性のおシリに向かって頭から突っ込んでいくほど
私も飢えてはいない。
・・・・・・飢えてはいなかったハズだ。

いきなりおシリに頭突きを食らったその人は、さぞかし驚いたことだろう。
おまけに、結構勢いもついていたから、それなりに痛かったとも思う。
それなのにその人は、
よろめいた拍子にその場にへたり込んでいる私を見て、
いきなりおシリに頭突きを食らった動揺も見せずに、
こちらの心配ばかりしてくれる。

気分が悪くなって倒れ掛かってきたものと誤解したのか、
さかんに「大丈夫ですか」と声をかけてくれたり、
手を貸して助け起こそうとしてくれたりするのだけど、
こちらはもう恥ずかしさで顔から火が出そうになっていたので、
お礼を言うどころか、まともにその人の顔を見られない。

とりあえず謝らないといけないのに、
その場にへたりこんだまま、下を向いて小声で
「スミマセン、スミマセン」
と言うのが精一杯だ。

お願いだ・・・
こんな私に優しくなんかしないでくれ・・・
って、横で必死に笑いをコラえてるんじゃない連れの人!

体の具合が悪いわけでも、どこも怪我したようすもないのを見て安心したのか、
ほどなくその二人連れは立ち去っていった。

おそらく帰りの電車の中で、先ほどの一連のできごとをネタにして
ひとしきり盛り上がるのかもしれない、と思うと、
追いかけていって、先ほどの一連のできごとに関する彼らの記憶部分を
レーザー照射で消し去ってやりたい衝動にかられたが、
そのときの私には、さすがにそこまでの行動を起こす気力はなかった。
(つーか、ホントにやったら通報モンだろ)

今にして思えば、あの時頭から突っ込んでいったというのが、
まだしも不幸中の幸いだったといえるだろう。

あれがから突っ込んでいった日には目もあてられない。
殿方のおシリに顔面から突進!
だなんてことになったら、さすがの私も恥ずかしさのあまり、
その場で自害して果てていたことだろう。

それにしても、何の脈絡もなく何故に突然
こんな話を思い出してしまったのか。
「道化となって笑いをとり、人々の心を癒せ」という、
大いなる意志の思し召しとでもいうのか。

というわけで、この日記をお読みになったそこのアナタ。
お気のすむまで笑うがいいわ(←・・・・・・『さそり座の女』?)